Generative AI Social Experiment #2

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3月28日(土)、中野駅南口広場に面したナカノサウステラ1階にて、画像生成AIで中野駅南口広場の未来を考える社会実験を行いました。中野駅周辺エリアプラットフォームの設立をはじめ、中野駅周辺でまちづくりの気運が盛り上がっています。南口広場でも拡張整備が行われている中で、今後の広場の活用方法について市民の意見を幅広く収集することを目指しました。
なお、本社会実験は南口広場・丘の上のひろばでの「おかのうえまつり」、北口広場での「みんなの新学期応援ステージ!トーキョーナカノショー2026」と合わせて実施されました。
本社会実験は、今後の南口広場の活用方法について市民の意見を幅広く収集することを目的に開催しました。中野駅周辺では、3月にエリアプラットフォームを設立し、様々なまちづくり団体を通じた意見収集が行われています。一方、議論や計画に意見を述べる人は、どうしても限られてしまいます。駅前広場というパブリックで利用者の多い場所だからこそ、学生、独居の高齢者、外国人といった、これまでまちづくり活動に参加しづらかった方々を含めた意見収集を行う必要があります。
また、室内で所謂まちづくりのワークショップをやったとしても、現在の広場への不満を解消するための要望は集められる一方で、面白い!やってみたい!となるアイデアは浮かびにくいはずです。本社会実験では、画像をベースに考えてアイデアを広げながら、AIでより魅力的な画像を生成していくことで、「こうなったら面白そう!」という意見を効果的に収集することを目指しました。
本社会実験に際して、独自のwebアプリ「NAKANO FUTURE LAB」を開発しました。社会実験はこのwebアプリを操作する形で行いました。

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はじめに簡単なアンケートを記入してもらいます。年代、性別、中野との関係(在住・在勤など)、生成AIの利用頻度を尋ねました。

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続いて、他の人が生成した画像への投票を行います。先にアプリを利用して生成された画像を見ながら、気に入ったものを最大2つ選び、それぞれについて気に入ったポイントを録音します。録音された音声はその場で文字起こしされ、投票することができます。

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ただ投票するだけでなく、音声入力による簡単な意見と共に投票を行うことで、より詳細かつ意味のある意見収集を目指しました。また始めに投票することには想像力を広げるという役割もあります。いきなり南口広場でやってみたいことや、なってほしい姿を画像生成で表現するのは少し難しいですが、投票の際に他の人の生成した画像を見ることで、「自分だったらこうしたい」というイメージを持ったうえで、次のステップに移ることを意図して設計しました。
そして本社会実験では、ご高齢の方や小さな子どもたちも含め、できる限り幅広い方々に参加していただくため、タイピングなしの音声入力のみでアプリを利用できるよう設計しています。実際に、当日は多くのご高齢の方や子どもたちにアプリを楽しんでもらうことができました。雑談するような感覚で言葉を吹き込めるので、デジタルテクノロジーに慣れていない方でも、自然な形で思いを引き出すことができたのが印象的でした。
いよいよ本題の画像生成に入ります。生成画面では、左側から元画像を1枚選び、2-2での投票と同様にプロンプトを音声入力します。「生成」ボタンを押すと画像が生成されます。

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生成された画像は左側に表示されます。生成した画像を選択すれば、その画像をベースにさらにアップデートしていくことができます。また左側の元画像を選択して生成し直すこともできます。
9枚の元画像は様々なシーンを選択できるようにしています。実際の写真が6枚と、区に提供いただいた拡張整備後の南口広場のモデル画像を3枚ピックアップしました。それぞれ場所が異なっているだけでなく、アイレベルでも鳥瞰でも生成できるようにしました。
もともとASIBA及びNESS(画像生成AIを用いた都市の新たな作られ方を模索するプロジェクトチーム、ASIBA PROJECT LABEL)では、画像生成AIの追加学習機能LoRAを用いて、その街らしさが液体状に混ざり合ったような画像を出力できることに画像生成AIの可能性を見出してきました。しかし今回は、南口広場が「中野らしさ」とは異なる空間であるため、敢えてLoRAを用いず、「画像を用いた豊かなアイデア発想ができる」という点にフォーカスしました。具体的には、1枚当たりの画像生成時間をできる限り短くし、生成後の画像を連続的にアップデートできる設計にすることで、より深いインサイトを掘り出すことを目指しました。
満足する画像を生成できたら、お気に入りの画像を最大3枚選んで登録します。音声入力でその画像の気に入っているポイントを説明すると、AIが画像のタイトルを作成し、画像を登録することができます。

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最後に、生成した画像をその場でL判紙に印刷し、贈呈しました。写真のプレゼントは、特に子どもたちに喜んでもらえました。

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当日は38名の方に参加いただき、142枚の画像が生成されました。

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年代は10歳未満が12名と特に多かったですが、非常に幅広い年齢層の方に参加いただきました。また中野区在住が18名、在住・在勤が6名、遊びに来ただけの方も16名と、中野との関わりの点においても幅が広かったのが印象的でした。普段のAI利用頻度については、平均値が2.5となり、AIを全く使わないという人も含めて参加いただくことができました。

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緑/お花/木に関するもの

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マルシェ/屋台/キッチンカーに関するもの

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スポーツ/遊び場/サーキット/プール

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投票結果の上位は、「非日常の赤」「賑わうライブ空間」「春のバス通り」「戦隊の街角」「広がる遊び場」「直結陸橋の魅力」などが並びました。一方で、どうしても最初の方に生成された画像が上位に来てしまうため、意見収集としては不十分でした。

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プロンプトに出現するキーワード

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画像の紹介コメントに出現するキーワード

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20代以上では、「緑」「お花」「木」など自然を求める声が多くみられました。また在住・在勤の参加者は「マルシェ」「屋台」「キッチンカー」などを求める声があり、単なる食事ではなく、「にぎわい」「人がたくさん」など多くの人が滞留できる空間を求めている傾向がありました。10代未満の子どもたちは、「遊び場」「サーキット」「プール」などのアクティビティに関する声が多くありました。
ジャンプとスライド

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夢の丘の遊び場

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ライブの歓声

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サンプラザの未来

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直結陸橋の魅力

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ラジコンカーGR大盛況

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サメと筋トレの街

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広がる遊び場

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今回はASIBAでは初めて社会実験という形での出展を行いました。ワークショップと比べ、普段から街に関心を持っているわけではない方々と会話し、一緒に街の未来を考えられることに魅力を感じました。引き続き、NESS Projectをはじめとした各PJを推進し、オルタナティブな都市の作られ方を構想していきます。
開催概要
日時|2026年3月28日(土)11:00-16:00
会場|中野駅南口広場(ナカノサウステラ1階)
主催|一般社団法人ASIBA
協力|中野区中野駅周辺まちづくり課

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Tokyo Futurescape Studio Special Interview
INTERVIEW
2025.06.08.