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暗渠商店街U35実践アイデアコンペティションの開催決定、応募を開始|ASIBA

暗渠商店街U35実践アイデアコンペティションの開催決定、応募を開始|ASIBA

一般社団法人ASIBA(所在地:東京都文京区、代表理事:二瓶雄太)は、ASIBA PROJECT LABELでの経営支援の一環として、一般社団法人まちあそびラボ(代表理事:正林泰誠)が全国で展開している企画「まきコンペ」を、駒込駅周辺にて「暗渠商店街U35実践アイデアコンペティション」を開催します。また本コンペティションは、北区シティブランディング事業助成金採択事業として開催いたします。

まきコンペについて

これまでの建築コンペは、アイデア先行型で「形にならない」ものや、専門家中心で地域との関わりが希薄なものが少なくありませんでした。しかし、私たちが目指すのは、もっと開かれ、もっと地域に根ざした建築・デザインです。「まきコンペ」は、従来のコンペの枠を超え、「地域」と「建築」が深く結びつく実践型アイデアコンペです。地域の方々の声を積極的に取り入れ、対話を重ねるプロセスを大切にします。

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現地のステークホルダーとともに「まきコンペ地域事務局」を立ち上げ、現地まちあるきワークショップや一次審査通過者ワークショップなどを通じ、地元の方の意見を聞きながらアイデアをブラッシュアップしていきます。最終的には、いくつかの提案が地域で実現されていくことを目指します。

暗渠商店街U35実践アイデアコンペティション」概要

テーマ

『流れだす、溢れだす、商店街』

課題文

商店街はこれまで、単なる買い物の場を超えて、地域の暮らしやつながりを育む場として存在してきました。東京・駒込駅周辺の商店街もまた、長い歴史と人々の記憶を受け継ぎながら、地域を支えてきました。しかしながら、地域の担い手不足や空き店舗の増加といった現代の社会課題に直面し、昨今ではかつてのにぎわいに比べて動きが停滞しつつあります。一方で、私たちは商店街の方々や地域の事業者と交流や活動をしていく中で地域や商店街の力が完全に失われたわけではないことに気がつきました。むしろ、今でもなお東京の下町の風情が残る地域の面白さ、商店街の場所・空間としての可能性を改めて発見し、再び駆動をすることのできる可能性に「溢れている」と私たちは考えています。 そこで今回注目するのが、これらの商店街の成り立ちを形づくった「暗渠(あんきょ)」の存在です。かつて街を流れていた川は暗渠となり、今も地形のわずかな起伏や道の形にその痕跡を残しています。駒込の商店街は、まさにその見えない川の流れの上に生まれ、流れの影響を受けるようにして人や物の動きを生み出し、にぎわいを育んできた流れの記憶がこの土地には刻まれているのです。

本コンペでは、商店街を「単体」ではなく『暗渠商店街』という一つのまとまりと捉え直した上で、商店街という特性を鑑みて「これからの商店街のあり方のアイデア」を提案してください。具体的な敷地に対しての建築計画、暗渠商店街全体エリア計画、空間活用や制度改革のアイデアなど、これまでの商店街のアクティビティのかたちを問い直す自由な発想を期待します。

ここで生まれたアイデアは、地域の商店街や行政、住民の方々と協働しながら、実際に実施をしていくプロジェクトへとつながっていきます。小さな取り組みが「溢れ」だし、やがて街を大きく変えていく「流れ」になるかもしれません。

みなさんが提案する「流れだす、溢れだす、駒込の商店街の未来」を楽しみにしています。

審査員

・饗庭 伸:東京都立大学 都市環境学部 教授 ・石川 由佳子:アーバン・エクスペリエンス・デザイナー/ アーバニスト ・中島 満香:合同会社swan代表社員 ・能作 淳平:建築家/Junpei Nousaku Architects 代表
株式会社みんなのコンビニ代表 ・森原 正希:一般社団法人ASIBA 共同代表

詳細はこちらをご確認ください。

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暗渠商店街まきコンペ地域事務局 正林泰誠よりコメント

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「暗渠商店街」と聞いて、皆さんは何を連想しますか。 かつて地域の暮らしを支えていた水路が覆われ、その上に商店や住宅が立ち並ぶ。一見すると見えなくなったものの上に、新たな人の営みが重なっていることに、私は不思議な高揚感を覚えました。何かが見えなくなることで、逆に新しい何かが見えてくる。そんな関係性が暗渠商店街には現れていると思うのです。今回のコンペでも、あえて見えなくするという視点から新しい可能性が立ち上がるかもしれません。地域の中でまだ可視化されていない資源を掘り起こし、まちに新たな価値を見出していただきたいです。

また、今回のまきコンペは都内で初めての開催となります。多様な人が交わり、絶えず変化を続ける東京という都市の中で、地域とデザインがどのように結びつくのかを試みます。そして、まきコンペは単にデザイン提案を募集する場ではなく、提案をきっかけに地域をまきこみ、動き出す瞬間をつくり出すことを目的としています。建築やデザインが持つ力を、地域社会の変化とつなげる、そんな試みを通して、都市の中に眠るまちの可能性を参加者とともに探っていきたいと思います。皆さんからの地域を動かすような力強い提案をお待ちしております。